個人情報保護法でいう「個人情報取扱事業者」には、5千人分以上の個人情報を保有している民間企業等の全てが該当します。私ども健康保険組合の場合は、レセプト(患者の個人情報が記載された医療費の請求明細書)など重要度の高い医療情報を取り扱っていることから、厚生労働省のガイダンスによって、保有する個人情報の人数に関係なく、「個人情報取扱事業者」と全く同様の義務が課せられています。
この法律により、個人情報の当事者である加入者本人がコントロール権を有すことになります。そのために、健康保険組合は、個人情報の利用目的等について、加入者本人に分かりやすく公表することが義務づけられています。
このようなことから、当健康保険組合では、個人情報の利用の意義や個人情報保護に関する取り組み姿勢を明らかにし、ご理解いただく目的でこのサイトを設けています。
個人情報保護法のポイント
2003年5月に「個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」という。)」が成立し、2005年4月1日から全面施行されたことにともない、企業や健康保険組合(以下「健保組合」という)には個人情報の取り扱いに関する義務が課せられました。
日本ガイシ健康保険組合(以下「当組合」という。)では、個人情報の保護について以下のような考えのもと、取り組みを行なっていることをお知らせします。
健保組合は、健康保険法が定める目的「労働者の業務外の事由による疾病、負傷若しくは死亡又は出産及びその被扶養者の疾病、負傷、死亡又は出産に関して保険給付を行い、もって国民の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とする。」に沿って事業を行っています。また、健康保険法では、「保険者は、健康教育、健康相談、健康診査その他の被保険者及びその被扶養者の健康の保持増進のために必要な事業を行うように努めなければならない。」とも規定されております。このように当組合は、被保険者やその家族(以下「加入者」という。)の病気やケガの治療費をみるだけでなく、お産や死亡した時の費用も補助し、病気やケガ、出産のため一時的に収入がなくなった場合には生活費への補助をします。さらに、加入者の健康の保持増進のために健康診査、保健指導など必要な事業も行っております。
加入者の個人情報は、当組合が以上のような事業を行い、加入者に対しサービスを提供していくためにはなくてはならないものであり、その情報を安全に保管し、取り扱うことを最大の課題と認識し、事業活動に関わる全役職員及び関係者に徹底しています。また当組合では、以下に掲げた事項を常に年頭に置き、加入者などの個人情報保護に万全を尽くしていくことに努めていきます。
日本ガイシ健保が保有する個人情報
個人情報の種類 | 情報の内容 |
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適用関連 | ・保険者番号及び被保険者等記号・番号、氏名、所属、従業員番号、生年月日、性別、個人番号 ・資格取得・喪失日、報酬(標準報酬月額・標準報酬賞与額・報酬実績)、被扶養者の有無 *被扶養者の場合、上記に加え被保険者本人との生計維持関係を示す情報(続柄・同居有無等) *任意継続被保険者の場合、上記に加え住所、電話番号、給付金受取口座 |
保険給付関連(現物) | ・診療報酬明細書(レセプト)記載情報 【診療年月日・日数、受診医療機関名称・所在地、傷病名、診療内容、医療費等にかかる情報】 |
保険給付関連(現金) | ・療養費、移送費関連 【治療用装具内容・装着日、柔道整復師・あんま・はり・きゅう・マッサージ師等にかかる情報、移送経緯・費用、その他申請理由等】 |
・傷病手当金関連 【傷病名、労務不能期間、労務不能期間中の報酬額、年金受給額、出勤状況、医師の意見にかかる情報】 |
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・出産手当金・出産育児一時金関連 【出産日、出勤状況、休業期間中の報酬額、出産への処置にかかる情報】 |
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・埋葬料(費)関連 【死亡年月日、埋葬に要した費用、請求者にかかる情報】 |
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保健事業関連 | ・健康診査、保健指導関連 (特定健康診査・特定保健指導・事業所とのコラボヘルスを含む) 【受診年月日、健診機関名称・所在地、健診・問診結果、指導結果】 |
個人情報の開示・訂正・利用停止の手続き
当組合が保有する個人情報の開示請求、ならびに訂正・利用停止を希望される場合は、請求いただいた方がご本人であることを確認した上で行います。
個人情報の取扱いに関する相談・苦情窓口
下記まで連絡(受付は平日の8:30~17:15)願います。
(連絡先)
・電話:052-872-7336
・名古屋市瑞穂区須田町2-56 日本ガイシ健康保険組合
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